株式投資

＜h4＞百聞は一見にしかず。＜br＞値動きの傾向（バイアス）を統計分析で明確に！＜/h4＞ いつの世も、相場の主体は「人間」である。人間の買い意欲が売り意欲を上回れば、相場は上昇し、下回れば、相場は下落する。＜p＞ そして、いつの世も、人間の感情は本質的に変わらない。株価が暴騰すると、歓喜して買いたがり、暴落すると、恐怖から売りたがる。＜p＞ ローソク足は、その色や形から、そうした買い方と売り方の「攻防」と「心理状態」を一目で判別できる優れたチャート描法である。また、その特性から、古来、ローソク足の形状や複数本の組み合わせを売買サインとする「パターン」が生み出されてきた。例えば、江戸時代に本間宗久によって開発されたという「酒田五法」が、その代表だ。＜p＞ 多くのローソク足紹介書で、こうした伝統的パターンが「通説」として紹介されている。このパターン出現を頼りに売買のタイミングを決めている投資家も少なくない。＜p＞ しかし、こうした「通説」は、実際に信頼に値するものであろうか。そのパターンを心から信頼してトレードを継続できるだろうか。＜p＞ 本書は、日本株27年間3862銘柄1483万5838取引のデータからローソク足パターンの「現実」を分析したものである。「三川明けの明星」「十字星」「はらみ線」「三空叩き込み」など、35種類のパターンを「全期間」だけでなく「6つの期間」で解析し、そこにみられる「傾向（バイアス）」を考察した。＜p＞ 期間を6つに分類したのは、株価には上昇基調のときもあれば、もみ合いのとき、下落基調のときもあるからだ。こうした相場局面にかかわらず「傾向」に変わりがなければ、ある程度の持続性、つまり「人間の本能的な相場行動パターン」が見えてくる。＜p＞ 今回の統計分析から、通説が事実にそぐわないケースと、事実どおりのケースがあることが明らかになった。＜p＞ 本書で提示したような膨大なデータから値動きの「傾向」を探し出す作業は、短期売買、デイトレード、スイングトレードの研究に役立つだろう。システムトレードでも、こうした優位性（エッジ）を最大限に発揮するための「売買戦術の着想」に役立つはずだ。＜br＞＜br＞＜hr＞＜H4＞■著者紹介 / 伊本晃暉（いもと・こうき）＜/H4＞ 大阪大学大学院物質生命工学修了。確率理論研究所所長。A型。トレンドとローソク足（日足）を参考に株式を自動売買するアルゴリズムで、第1回スーパーカブロボ・コンテスト大会（カブロボ運営事務局主催）に優勝。著書に『toto最新攻略バラ買い理論』『toto最新攻略 新バラ買い理論』（ともに情報センター出版局）、27年間の株式投資データ解析を収録した『電子書籍 ローソク足の統計分析データブック』がある。＜BR＞ホームページ:「確率理論研究所」＜P＞ ＜hr＞＜a name="index"＞＜br＞＜h4＞■目次＜/h4＞はじめに＜br＞　歴史は繰り返す＜br＞1．株価予想について＜br＞　注意点＜br＞　ローソク足とは＜br＞　本書のページ構成＜br＞2．27年間全取引の統計結果＜br＞　判断方法＜br＞　判断基準＜br＞3．並び黒＜br＞4．並び赤＜br＞5．下放れ並び黒＜br＞6．上放れ並び赤＜br＞7．三川明けの明星＜br＞8．三川宵の明星＜br＞9．明けの明星（十字星）＜br＞10．宵の明星（十字星）＜br＞11．はらみ線（陰・陰）＜br＞12．はらみ線（陽・陽）＜br＞13．はらみ線（陰・陽）＜br＞14．はらみ線（陽・陰）＜br＞15．上ヒゲ（陰）＜br＞16．上ヒゲ（陽）＜br＞17．下ヒゲ（陰）＜br＞18．下ヒゲ（陽）＜br＞19．つつみ線（陰・陽）＜br＞20．つつみ線（陽・陰）＜br＞21．たくり線（下ヒゲ）＜br＞22．振り分け線（陰・陽）＜br＞23．あて首線＜br＞24．差し込み線＜br＞25．切り込み線＜br＞26．かぶせ線＜br＞27．首吊り線＜br＞28．三兵三羽崩れ＜br＞29．三川明け烏＜br＞30．三空叩き込み＜br＞31．三空踏み上げ＜br＞32．前日5％以上アップ＜br＞33．前日5％以上ダウン＜br＞34．2連続ストップ安後停滞＜br＞35．2連続ストップ高後停滞＜br＞36．3連続ストップ安後停滞＜br＞37．3連続ストップ高後停滞＜br＞さいごに＜p＞ 付録．インタビュー＜/TD＞＜/TR＞画面が切り替わりますので、しばらくお待ち下さい。 ※ご購入は、楽天kobo商品ページからお願いします。※切り替わらない場合は、こちら をクリックして下さい。 ※このページからは注文できません。